ETP協会 エネルギーQ&A
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認知症の母の介護に困っております。
【Q】現在、認知症の母の介護に困っております。
車椅子での生活ですので徘徊したりというのは殆どありませんが、介護されることへの拒否がひどいのです。
車椅子からベッドへの移動の際、私たち家族の者が抱きかかえてベッドの方へ移すのですが、この時、私たちの腕を引っ掻いたり、噛み付いたり、髪の毛を引っ張ったりで私たちの体が傷だらけになります。80歳過ぎですが握力、瞬発力が半端ではありません。

なんとか介護する時だけでも暴れず静かになるようなエネルギーってないでしょうか?

【A】ご質問ありがとうございます。お母様の介護の大変さ、お察しいたします。
さて、エネルギーの紹介をする前に、少しお話したいことがあります。

お母さまは、脳梗塞またはアルツハイマー症による認知症でしょうか。
いずれにしても、認知症の方は人格面は変わらなくとも、理解する材料がどんどん欠落していきます。例えば、何か物を見ても、それが何でどうやって使うのかという知識が無くなっています。ですから、歯ブラシを見てもそれが何でどう使うのか分からず、歯ブラシで髪をとかそうとするという異常な行動が見られるわけです。

人に関しても同じです、その人が誰で、自分とどのような関係にあるのかという事実が分からなくなります。つまり自分以外はすべて他人に変わってしまうわけです。認知症の方は自分が変わっていくというより、周りの物や人がどんどん自分の見知らぬ物に変わっていくという心配と恐怖でいっぱいになります。お母様が介護の時に抵抗するというのは他人に何をされるのか分からないという恐怖のせいではないでしょうか?

また、人は普段、筋肉の50〜60%の能力しか使えないように脳が制限をかけています。しかし、緊急時には制限がはずれて100%の力を発揮します。俗にいう「火事場の馬鹿力」です。認知症の方はおそらくこのような脳の制限がはずれて、「火事場の馬鹿力」状態になっていると考えられます。

以上のような認知症の理解をした上で、なるべくお母様には他人に対するのと同じ尊敬を持って接していただければとお願いします。こんなことは知っている、奇麗事だと思われるかも知れません。その場合はお詫びいたします。

上記の理解を踏まえた上で、ETPの技法としてはお母様とできるだけ頻繁に「胸をつなぐ」という技法を試みていただければ幸いです。   (回答者早川明夫)
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